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刀祢 いくみさんの部屋 | 1月活動報告

伝統を繋いでいくこと

年が明けてから、たびたびある単語を耳にしました。
それは「さぎちょう.....」といい、初めて聞く私にとっては生き物の名前か何かかしら…というくらいの認識でした。
そんなある日、職場の方から「今週末、それぞれの地域でさぎちょう.....があるから、覗いてみたら」と勧められ、いよいよ説明を受け、私の地元で「どんど焼き」と呼ばれている行事を指していると知りました。
私の中では、あくまでも正月飾りや、1年間守っていただいたお札やお守りを神社へ持っていき、火で祓い清め処分してもらうこというくらいにしか思っていませんでした。
ところが、村ではこれを祭り事として、住民自らの手で行っているというのです。
改めて、「左義長」の由来を調べてみました。
その起源は平安時代にまで遡り、小正月十五日に宮中で執り行われた神事にあると言われています。
以下、NHK「トクする日本語」より引用――竹や藁を束ねて立て、「毬杖(ぎっちょう)」と呼ばれる杖を3つに組み、吉書や短冊などを焼く儀式で、「毬杖」は、毬を打ち、1年の吉凶を占う神事にも使われたそうです。
これを3本立てたことから、「三ぎっちょう」⇒「さぎちょう」になったと言われています。
「左義長」は当て字で、江戸時代頃から書くようになったそうです。
一説によると、「左に仏教の書(義)を置き、右に儒教の書を置いてどちらが優れているか試すため火をつけたところ、左の書は焼けなかったというもの」そこで、「左の義長ぜり(優れている)」から「左義長」になったとされています。
――時代と共に民間に伝わり、各地域で呼称やその行事の持つ意味を変容させながら今日に至った伝統行事といえます。
しかし今、各地で地域の人同士の繋がりが希薄になり、行事として存続していくことが難しくなってきているともいいます。
私の住んでいる地域で行われる「左義長」のお知らせにも、一言添えられていました。
「子供の数が少なくなり、6家族で準備します。
厚かましいお願いではありますが、お時間の都合がつく方はお手伝いくださると嬉しいです。
」その言葉があったお陰で、村1年生の私も気後れすることなくお手伝いに参加することができました。
昨年より、様々な地域づくりの研修に参加してきましたが、地域活動を維持していくことは住人減少、高齢化などにより難しくなっている現状があります。
人手が減っているのに、今まで通り行事やら寄合やらを続けていくのは、物理的にも精神的にも携わる人たちに負荷がかかります。
従来の伝統を守ることはもちろん大切ですが、維持していくためには柔軟に変化させていく、そんな姿勢も必要なのかもしれないと思います。
最後に、燃え残った炭を使ってお餅を焼き、集まった人たちと「無病息災」を祈って一緒にわいわい食べました。
今年も村のことをより知るべく、各種行事に参戦したいと思っています。

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