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刀祢 いくみさんの部屋 | 10月活動報告

今月の1枚:豊作の秋~ピンポン玉大の立派な栗~

豊作の秋~ピンポン玉大の立派な栗~

秋の味覚が出揃う時期になりました

栗、茸、里芋、さつま芋…秋の味覚が出揃う時期になりました。
最近、旬の食材の食べ方にまつわるおもしろい話を聞きました。
友人宅で夜ご飯をご馳走になった時のこと、おもむろに尋ねられました。
「里芋の皮をつるんと剥いて食べたことある?」
突飛な質問で、返答に困りました。
里芋の皮は剥きにくいので、調理する前に電子レンジで加熱すると簡単に剥けるというのは何かで見たことがありましたが、なにやらそれとは訳が違いそうです。
聞いてみると、この辺では皮ごと茹でて皮をつるんと剥いて、生姜醤油で食べるのが一般的だそうです。

私にとっては新鮮な食べ方で、興味津々、その由来を知りたくなりました。
なぜ、そういう風に食べるようになったのか…。
友人曰く、「里芋でもなんでも、収穫する時って大量に採れるでしょ。いろいろな食べ方をしないと、食べ切れないから。」と答えはいたってシンプルでした。
他にも何人かに聞いてみましたが、どうやらみな同じように食べるようなのです。
ところが調べてみると、実はこの食べ方の発祥は諸説ありますが、古くから中秋の名月に際する習わしで、特に千葉、関東に多く見られるのだそうです。
ただ、生姜醤油というのは、この辺特有なようです。

その土地、その土地だけの独特な食べ物・食べ方、郷土料理というのは興味深いものです。
食と風土が作り出す偶然であり、必然でもあり、そこに文化・風習が反映されていると思います。
残念なことに、時代の変化に伴いいろいろなことが画一化していく中で、郷土料理もしだいに消えていく傾向にあるようです。

先日、あるテレビ番組で鳥獣被害に悩む農山村が取り上げられていました。
他の多くの地域と同様、猿、猪、鹿が里に降りてきて、これまでの作物では軒並み食べ尽くされてしまうため、新たな農産物に切り替えたと伝えられていました。
それは、遠く離れた南米の唐辛子、ハラペーニョやハバネロです。
生活を支えるため、時代の流れに即したものを生産するのは当然のことですが、このような動きもまた、その土地に根差した食が途絶えていくひとつの要因となりそうです。

いつまでも昔の通りというわけにはいかないけれど、大切なものを守っていく姿勢は忘れることなく持ち続けたいものです。
この地方に特有な味を、もっと知りたいと思う今日この頃です。

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