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刀祢 いくみさんの部屋 | 12月の活動報告

今月の一枚:青空と雪山と朝の光~自宅からの眺め~

青空と雪山と朝の光~自宅からの眺め~

2516分の1――― 当事者として

2014年最終月、私は自分が地域おこし協力隊を志したその初心に立ち返る機会に恵まれました。
岐阜県各地と隣の長野県にて同じ立場で活動する協力隊10数名を招き、東白川村の資源を活かして村を元気にしようと頑張っている地元の人たちの話を共に聞くという研修会を企画しました。

未来につながる森づくりを目指し、薪生産を軌道に乗せてさらなる発展に向け尽力している人。
村で育った木材をより高く評価してもらうため、都市部へ売り出すことに果敢に挑戦している人。
祖父が過ごしてきたかつての日常生活を、時代を経て、かつ村の外に出て新たな視点で捉え直し映像作品にした人。
3人に共通していたのは、村に対する、そこで暮らす人たちに対する、並々ならぬ熱い思いが言葉の端々に表れていることでした。

現実的には、村の筆頭財産である山林から切り出される木材の価値は下がり、林業従事者の山離れ、手を十分に入れられない山々、人口が減って行くこと、伝統文化が途絶えて行くことなど立ちはだかる課題はどれも悩ましいものばかりです。
しかし、彼らにとってそれらは壁ではなく、新たな挑戦のための扉であるかのように感じました。
その原動力になっているのは何なのか考えると、自分たちを育んでくれた村がこれから先も、堂々と誇れる場であり続けるために自分ができることをやるという使命感からでしょう。

人口2516名の村では、分母が小さいだけにひとりひとりの力はより大きく感じられ、当事者意識も強いと思います。
自分の働き掛けで、そこに住んでいる人たちの生活が金銭的に、精神的に豊かになる可能性があるということを実感でき、「自分がやらずして誰がやる!」という気概を呼び起こしているのではないでしょうか。

私が地域おこし協力隊として東白川村へやって来たのも、村に住むひとりとして、仕事を通して、またプライベートにおいても、村がより良い方向へと進んで行く、その一端を担っていることを肌で感じたいというのが大きな動機のひとつでした。
まだまだ微力ではありますが、眩しく輝いている先輩たちの背を追っていきたいと思いを新たにする年の暮れになりました。

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