カテゴリメニューはこちら

刀祢 いくみさんの部屋 | 1月活動報告

学校以外の学びの場 ――― 感性を磨き、自分で考える力を身につける

昨年11月より、地元の太鼓グループに声を掛けてもらって練習に参加しています。
桧茶太鼓保存会と銘打たれたこのグループは35年ほど前に設立され、まだ歴史は古くはありませんが、東白川村の文化・芸能のひとつとして育んでいこうという趣旨で活動しています。
最近、参加者が減少傾向にあるとのことで、役場で働く者として村の文化を維持・発展させていくという名目で仲間に入れてもらいました。
そんな大義名分をなくしても、前々から太鼓に興味があったので誘ってもらえたことに感謝しています。

構成メンバーは小学生、中学生、大人と年齢の幅は広く、中には親子で練習に励んでいる方たちもいます。
指導者の方は、お孫さんふたりと共に、この会を支える大黒柱のような存在です。
大人も子供も一緒に練習をするという環境が、とても新鮮でありいいなと思っています。
先日、練習する中で指導者の方からとても印象に残ることを聞きました。

「大人はどうしても頭で理解しようとするけれど、子供は感性が鋭くて体で覚えるから吸収力が抜群なんだよ。」

まだ始めて半年ほどの子でも、楽譜どおりでない、教えられたとおりでない打ち方を即興でやってのけてしまう姿を目の当たりにし、ただただ呆然と見入ってしまいました。
指導者の方曰く、太鼓の練習の場は単に技術を身につけるだけではなく、全身で感じる力を育み、その感じたことをどうやって表現するか、自分で考えるところにこそ意義があるのだそうです。
指導する方がこういった意識を持っているというのは、子供たちにとってとてもありがたいことだと思います。
学校以外での学びの場を、地域の人たちが支えるというのが時代の変化と共に難しくなってきている中、小さな村でも、むしろ小さな村だからこそ守って行けるのではないかと感じました。

私は都市部で育ってきたので、小学校、中学校を通してほぼ同じ学年の子たちとしか関わる機会がありませんでした。
中学生が小学生に挑戦するよう促す姿を見て、きっと大人から言われるより行動に移せるだろうなと思いました。
また、子供たちが頑張る姿を見て、大人の私たちもエネルギーをもらえます。
思いがけずいろいろな意味で、相乗効果を感じる貴重な機会をもらっていると感謝する今日この頃です。

個人のページへ戻る

活動報告書

このページをSNSに共有する

ページの先頭に戻る

文字サイズ

色の変更

閉じる