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刀祢 いくみさんの部屋 | 9月活動報告

神田神社「秋の例大祭奉賛行事」

今月は、東白川村の一集落のお祭りについてご報告したいと思います。
シルバーウィーク最終日秋晴れの清々しい天気のもと、村の中心に位置する神土(かんど)地域にある神田神社にて“秋の例大祭奉賛行事”が行われました。
東白川村は日本で唯一、お寺のない神道の村です。
それだけに季節々々、神事が大切に執り行われているという印象を受けます。

お祭りは2日間にわたります。
1日目、ヒノキ造りの山車を普段の格納庫より山の中腹に位置する社屋へ祀り一晩配置して、翌日麓の地域界隈を引いて歩きます。
総勢30名ほどの引き役衆のうち5名ほど女性が担いますが、その一員に加えてもらいました。
私は実際に山車を引くのではなく、地元の方々からご祝儀をいただく役なので見物人の感覚ですが、間近に目にする力のこもった“引き”は、なかなか迫力があります。

このお祭り自体は、昔から伝統的に続けられてきたものですが、人口が減っていく中で“引き手”が足らなくなり、一時中断していた時期があったそうです。
それを7、8年前に数名の有志が奮起し、再び蘇らせたという経緯があります。
山車はその当時新調したものなので、まだきれいなものです。
たくさんの腕利き大工が職人技を発揮し、また地域の方々のお心添えで資金が集められて再起が実現したということです。

何事も、“続けて行く”“というのは難しいものです。
ましてや昨今、時代の変化が急速かつ激しくこうした地域の行事というものは、その担い手が減る一方で維持していけなくなるのは仕方ありません。
そんな中、10年後20年後を見越して、これから伝統をつくって行くことはエネルギーを要するけれど大切な志だと感じました。

このお祭り然り、仲間に入れていただいている太鼓のグループ然り、今はまだ年数の浅い取り組みであったとしても、地道に年を重ねて続けて行くことでそれが“”伝統“になると考えると、貴重な努力だと思います。
かつては、山車を引くのと並行して子供神輿を担いでいたそうですが、子供が少なくなった今は山車に子供たちを乗せて地域を練り歩きます。

続けて行くためには、柔軟な頭と心を持って少しずつ変容していくこと、それが大切なのだと改めて感じます。
人口が減って行くのであれば、減って行くなりに、その変化に応じて地域が呼応していくことで、違ったかたちで活気を保って行けるのではないか・・・そんなことを考える秋の日のひと時を過ごしました。

気持ちの良い汗をかいた後、神社境内で催されたカラオケ大会を観覧しつつ、老若男女ビールやらジュースやら焼き鳥やらを囲んだ秋の夕暮れ、なんとも穏やかで心地よい連休の幕締めとなりました。

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