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刀祢 いくみさんの部屋 | 10月活動報告

今月の1枚:秋晴れの青空といちじくの木

秋晴れの青空といちじくの木

フォレスタイルの住まいづくりからつながったご縁

10月のある晴れた休日、街で小さなお菓子屋さんを営む方が村を訪れてくださいました。
彼女の目的は、タルトを彩るいちじくを購入することでした。
この方とは、私が携わっているフォレスタイルをとおしてお住まいづくりをされたことからご縁がつながりました。

「東白川の業者さん、兼業農家の方が多いでしょ。だから、野菜やら果物やら、お菓子作りに使いたいものをいろいろ提供していただいて。空気も水もいいからおいしいし何より生産者さんの顔が見えるのは安心よね。」

このお客様は素材にこだわり、ひとつひとつ丁寧にお菓子作りをされています。
家づくりを通してつながった東白川の左官屋さんや建具屋さんが育てた農産物がおいしく、質が良かったことから、他にも材料になるものがあればぜひ紹介してほしいとお願いされていました。

そこから今回、いちじくを育てている方へとおつなぎするに至りました。
“育てている”と言っても、軒先に大きないちじくの木があるというだけで、大々的に栽培しているわけではありません。
けれど、だからこそ、消毒もしていなければ肥料を与えているわけでもない、自然の状態で実ったもので、お客様にとっては願ってもいない素材だと喜ばれました。

いちじくの木の主は、街からお客様が仕入れに来るということで、自ら高い木にはしごを掛けて熱心に食べ頃の実を選りすぐってくださりました。
普段は少量をパック詰めにし、道の駅に出荷しているそうです。
もぎたてのいちじくはジューシーで、甘酸っぱく、スーパーで買ったものとはまるで違う味わいでした。
この素材がお客様の手によって、どのようなかたちに仕立てられるのか…生産者さんにぜひ見てもらいたいと、タルトの写真を用意して来てくださっていました。
それを覗き込んだいちじくの木の主は、満面の笑みを浮かべ「お~きれいになっとるな」と感心されていました。
ご自分の庭先で育ったいちじくが街のお菓子屋さんにおめかしされて並ぶことを知り、とても嬉しそうでした。

フォレスタイルは家づくりを通して村と街がつながる仕組みですが、そこから副次的なものや人のつながりが広がっていく可能性をいくつも秘めていると感じます。
初秋休日のひと時、なんとも清々しく朗らかな時間を過ごしました。

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