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刀祢 いくみさんの部屋 | 10月活動報告

日取りを決める拠り所

0月に入りだいぶ気温が下がってきて、本格的な秋の到来を感じる東白川村です。
日によっては、吐く息が白く、秋を通り越して冬が来たように錯覚してしまうくらい肌寒い一日もあります。
そのようなある日、職場の先輩たちが暖房について話していました。「ちょうど去年の今頃、家の薪ストーブを焚き始めたのだけれど、寒くなった日がいのひ...とは限らないから難しいのよね。」私の頭には、疑問符が浮かびました。「いのひ...って何?」聞けば暦の区分のひとつで、「亥の日」と書き、昔からこの日に火を焚き始めるという習慣があったというのです。その拠り所となっているのが、高島易断といわれるもので、遡ること江戸時代に材木商であり、かつ易断家として名を知られた高島嘉右衛門という人物によって編纂された暦といいます。
毎年年初に、この暦を網羅した手帳が商店などで配られ、一家に一冊は所有しているそうです。古い慣習が今なお残っている村ならではのことと思いきや、私が今携わっている建築の分野では欠かせないものだと聞き、まだまだ勉強が足りないと痛感しました。
というのも、建築過程の各要所で、この暦を拠り所に作業を行う日取りを決定するのだそうです。
家を建てられるお客様は、20代、30代の若い世代が大部分を占めています。このような昔ながらの風習などについて、身近に触れることができる点にも、村の小さな工務店に家づくりを依頼する魅力が潜んでいるのではないかと思います。
その掛け橋となることが、私の目下の使命です

暮らしの中に『手作り』を増やす

私には、「地域おこし協力隊」としての任期が3 年あるわけですが、この期間に挑戦したいことがあります。それは、自分の暮らしの中に『手作り』を増やすことです。
まずは手始めとして、自分の食べるものを作りたい、野菜を育てたいと思っていたわけですが、なかなか足を踏み出せずにいました。
最近、力強い仲間というより先輩に出会い、いよいよ挑戦できる兆しが見えてきて、ワクワクしています。
野菜づくりの本を借り、まずは知識を得ることから始めようと思っています。なにしろ、まわりには野菜づくりの名人がたくさんいるわけであり、基礎を踏まえたうえで、教えを請いたいものです。
来月には、そんな村の名人たちが丹精込めて育てた野菜が一堂に会する、秋の産業祭が開催されます。どのような収穫物が並ぶのか、今から楽しみです。
一方 、今後これらが村内の人々だけでなく、村外にも広く知られ、手に渡るような仕組み作りも役場が主体となり始められています。
東白川村産ならではの魅力を、より実感を持ってアピールできるよう、私も実際に土に触れ、野菜づくりにチャレンジしてみたいと思っています。

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