ごあいさつ
東白川村のホームページをご覧いただきありがとうございます。
東白川村は合併や分村をせずに136年の歴史を重ねる山あいの小さな農山村ではありますが、ここに生活する人々は自然豊かで風光明媚(ふうこうめいび)なこの村をこよなく愛して活き活きと輝いて生活しています。
東白川村総合計画の村づくりの理念は、「豊な自然と美しい景観に包まれて 人が輝く 地域力のあるむら 東白川」です。
この目標を達成するために、私は「継続と挑戦」をキーワードとして、次の重点項目を掲げます。
- 農林業の振興による村民所得の向上
- 情報過疎にならないICT活用の村づくり
- 長期的かつ持続的な子育て支援策の実施
- 在宅介護と施設介護の充実
- 医療・福祉一体となった地域包括ケアの確立
- 安心安全な生活を護る防災力の強化
- 豊な自然と人情を次世代に伝える努力
- 官民協働社会の実現
小さいながらも光り輝く東白川を目指して村づくりにまい進してまいります。
東白川村長 今井俊郎
今月のメッセージ
澄んだ空気の中、枯れ葉舞う風に晩秋の訪れを感じる時季となりました。
古代中国の五行思想で四季を人生に例えて、秋は白秋といい、老いと悔恨の情が感じられる微妙な時期いうことを学びました。性別、年齢などによりそれぞれ感じることは異なるとは思いますが、75歳になった私としては一抹の寂寥(せきりょう)感とこれからの生き方を考えさせられる季節です。そんな気弱な気持ちにむち打って、10月は一か月のうち村外へ出張した日が”19日”と精力的に活動しました。
その中で感じたことを幾つか記したいと思います。
和歌山市で開催された全国国保地域医療学会で、開設者サミットが行われ、公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会の開設者委員会の代表として参加しました。このサミットは、全国から集まった国保診療施設(病院・診療所)の開設者である首長や院長・医師の皆さんとの意見交換の場です。今年のテーマは「人口減少地域の生活を守る〜都市部の未来は今の地方にある〜」でした。国民皆保険制度の下全国の市町村が運営する病院や診療所の大半は、経営の悪化、都市偏在を原因とする医師など医療従事者の不足、地域の高齢化と人口減少にみまわれています。総務省の発表によると、2024年の全国の公立病院の83%が赤字経営であるとのことでした。発言者の首長さんたちからは、地域の命を守るために存続をかけたさまざまな取り組みが発表されましたが、どの自治体も経営悪化のため多額の繰り入れが必要となっており危機感迫るものでした。今回のサミットのテーマは、『今の地方の現実がやがて都市部でも起こる』という皮肉を込めた意味なのか、『地方の医療を立て直さないと都市部の未来が明るいものにならない』という未来志向の主張なのか意見が分かれるところでしたが、私は後者の考え方を支持したいと発言してまいりました。
次に「日本で最も美しい村」連合が設立されて20年がたち「美しい村20周年記念大会」に参加して感じたことです。連合の提唱する理念のもと村づくりの基本精神として進めてきましたが、東白川村にとって良かったかどうか原点に立ち返り考え直す時期であると考えます。すなわち、いま進めている各事業のそれぞれの検証が必要ですが、現時点の私の考え方を記します。
景観保全、環境保全、学び合い事業、暦くらす事業、がんばる地域づくり補助金などの事業は、手前味噌ですが素晴らしい効果が上がっていると思っていますので、継続していくべきと考えています。しかし「美しい村づくり委員会」の在り方については、移住してきていただいた方々の参加が多いことはありがたいのですが、村づくりの方向や新しい住民活動を立ち上げるなど何かを進めていく組織としては中途半端になっていると思いますので再考すべきと考えています。
私は、この東白川村に住み続けていただく皆さんの誇りと精神的支柱を醸成したくて「美しい村づくり事業」を継続してきましたが、任期中の最後の仕上げの事業として「東白川村 自然と共生する美しい村づくり条例」(仮称)を提案して議論をしていただき、環境保全がますます重要となって来ている現代に合った村づくりの基本を示してまいりたいと考えております。
インフルエンザの流行も危惧されています。うがいや手洗いをしっかり行い感染防止にご留意ください。
令和7年11月1日
東白川村長 今井俊郎
古代中国の五行思想で四季を人生に例えて、秋は白秋といい、老いと悔恨の情が感じられる微妙な時期いうことを学びました。性別、年齢などによりそれぞれ感じることは異なるとは思いますが、75歳になった私としては一抹の寂寥(せきりょう)感とこれからの生き方を考えさせられる季節です。そんな気弱な気持ちにむち打って、10月は一か月のうち村外へ出張した日が”19日”と精力的に活動しました。
その中で感じたことを幾つか記したいと思います。
和歌山市で開催された全国国保地域医療学会で、開設者サミットが行われ、公益社団法人全国国民健康保険診療施設協議会の開設者委員会の代表として参加しました。このサミットは、全国から集まった国保診療施設(病院・診療所)の開設者である首長や院長・医師の皆さんとの意見交換の場です。今年のテーマは「人口減少地域の生活を守る〜都市部の未来は今の地方にある〜」でした。国民皆保険制度の下全国の市町村が運営する病院や診療所の大半は、経営の悪化、都市偏在を原因とする医師など医療従事者の不足、地域の高齢化と人口減少にみまわれています。総務省の発表によると、2024年の全国の公立病院の83%が赤字経営であるとのことでした。発言者の首長さんたちからは、地域の命を守るために存続をかけたさまざまな取り組みが発表されましたが、どの自治体も経営悪化のため多額の繰り入れが必要となっており危機感迫るものでした。今回のサミットのテーマは、『今の地方の現実がやがて都市部でも起こる』という皮肉を込めた意味なのか、『地方の医療を立て直さないと都市部の未来が明るいものにならない』という未来志向の主張なのか意見が分かれるところでしたが、私は後者の考え方を支持したいと発言してまいりました。
次に「日本で最も美しい村」連合が設立されて20年がたち「美しい村20周年記念大会」に参加して感じたことです。連合の提唱する理念のもと村づくりの基本精神として進めてきましたが、東白川村にとって良かったかどうか原点に立ち返り考え直す時期であると考えます。すなわち、いま進めている各事業のそれぞれの検証が必要ですが、現時点の私の考え方を記します。
景観保全、環境保全、学び合い事業、暦くらす事業、がんばる地域づくり補助金などの事業は、手前味噌ですが素晴らしい効果が上がっていると思っていますので、継続していくべきと考えています。しかし「美しい村づくり委員会」の在り方については、移住してきていただいた方々の参加が多いことはありがたいのですが、村づくりの方向や新しい住民活動を立ち上げるなど何かを進めていく組織としては中途半端になっていると思いますので再考すべきと考えています。
私は、この東白川村に住み続けていただく皆さんの誇りと精神的支柱を醸成したくて「美しい村づくり事業」を継続してきましたが、任期中の最後の仕上げの事業として「東白川村 自然と共生する美しい村づくり条例」(仮称)を提案して議論をしていただき、環境保全がますます重要となって来ている現代に合った村づくりの基本を示してまいりたいと考えております。
インフルエンザの流行も危惧されています。うがいや手洗いをしっかり行い感染防止にご留意ください。
令和7年11月1日
東白川村長 今井俊郎
前月以前のメッセージは「村長室へようこそ(アーカイブ)」ページでご覧いただけます。
村長の言葉
各種行事での挨拶等をご覧いただけます。
下記PDFファイルをダウンロードしてご覧ください。
2023年(令和5年)3月7日「令和4年度 第76回東白川中学校卒業証書授与式」村長祝辞(PDF版:290KB)
前年度以前の言葉は「村長室へようこそ(アーカイブ)」ページでご覧いただけます。
歴代村長
| 歴代 | 氏名 | 就任年月日 |
|---|---|---|
| 14代 | 今井 俊郎 | 平成26年4月23日 |
| 13代 | 安江 眞一 | 平成18年4月23日 |
| 12代 | 安江 啓次 | 平成11年4月30日 |
| 11代 | 桂川 眞郷 | 昭和62年4月27日 |
| 10代 | 安江 多策 | 昭和46年4月30日 |
| 9代 | 河田 勘市 | 昭和26年4月23日 |
| 8代 | 伊藤 稔 | 昭和21年4月4日 |
| 7代 | 栗本 英吉 | 昭和10年10月11日 |
| 6代 | 村雲 英一郎 | 大正6年10月14日 |
| 5代 | 伊藤 祐三郎 | 大正2年10月14日 |
| 4代 | 苅田 乙三郎 | 明治42年10月14日 |
| 3代 | 今井 栄介 | 明治34年10月14日 |
| 2代 | 土屋 禎次郎 | 明治30年10月14日 |
| 初代 | 神戸 弥助 | 明治22年8月10日 |
目安箱
よりよい村政の実現のために、村民の皆さんが、日ごろ感じていることや、「こうなればもっと良いのに」と望まれることなど、どんなことでも結構ですので、お気軽に「村長へ私の提案」としてお寄せ下さい。
村長プロフィール
資産公開
交際費公開

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