林道の維持管理
林道は、私たちの暮らしに欠かせない大切な森林を守り育てるためには、なくてはならない道です。
林道を整備することにより、山に入りやすくなり、林業機械や山に植える苗木などの運搬、植栽・下刈・間伐・枝打ちなど森林整備の促進、木材や林産物の搬出、山火事の防止活動や消火活動などに利用することができます。
また、生活道路や災害時の避難路としての役割も持っており、近年は、森林とふれあい、保健休養、森林浴など森林を訪れる人々のアクセス道としても必要性が高まっています。
林道の現況
1.林道路網整備状況
【路線数】35
【総延長】93,916m
幅員別内訳
幅員 | 総延長 |
---|---|
5m | 9,757m |
4m | 42,639m |
3.6m | 27,310m |
3m | 14,210m |
2.8m | 0m |
2.林道密度
12.7m/ha(民有林面積7,377ha)
治山事業
治山事業は、森林の維持造成を通じて、山地に起因する災害から、私たちの生命・財産を保全し、また、水源のかん養、生活環境の保全・形成等を図る極めて重要な政策の一つであり、安全で安心できる豊かなくらしの実現を図るうえで必要不可欠の事業です。
治山事業は、保安林施設事業及び地すべり防止工事に関する事業と定義されており、森林法及び地すべり等防止法に基づき実施しています。
岐阜県水源地域保全条例
岐阜県は、県土の8割を占める森林や日本海・太平洋にそそぐ河川など、豊かな自然環境を形成しています。本県のアイデンティティである「清流」を守り、後世に引き継いでいくためには、その源である水源地域の保全に一層努めていく必要があります。
県では、平成25年3月に「岐阜県水源地域保全条例」を制定しました。