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6月の行事

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6月

水無月(みなづき)・水月(みなづき)・伏月(ふくげつ)・旦月(たんげつ)・焦月(しょうげつ)・涼暮月(りょうぼげつ)・風待月(かぜまちづき)・常夏月(とこなつづき)・松風月(まつかぜづき)・蝉羽月(せみのはづき)・鳴雷月(なるかみづき)・晩夏(ばんか)・季月(きげつ)・炎陽(えんよう)・田無月(たなしづき)・雷月(かみなりづき)・涸月(こげつ)・季夏(きか)・鳴神月(なるかみづき)・長夏(ちょうか)・林鐘(りんしょう) (June)

 昭和中期までの農家では、5月、6月が最も農作業の忙しい時期で、5月下旬から始まった麦の収穫が終わると、引き続き今月の半ばから田植えが始まります。真っ黒になって麦の穂を焼き落とす作業などは、今では考えられないほどの重労働でした。この農繁期も6月末ごろには1つの区切りを迎えます。
 この月は、山へ帰る田の神に、田植えが終わったことを感謝し、また、秋の豊作を祈って送る月です。各神社では夏越祓(なごしのはらえ)も行われます。
 稲などのように芒(のぎ)のある植物の種をまくころとされる芒種(ぼうしゅ)は6月6日ごろ。北半球で昼が最も長い夏至(げし)はこの月の22日ごろ。梅雨の季節となります。
 ところで、陰暦6月は一般に「水無月」といいます。日照りが続き、水が涸(か)れ尽くすほどであるから、このような名称がついたと解釈されていますが、文献では、田の1番草や2番草も取り終わって稲作の大切な仕事をしつくしたということから「皆仕つくした月」といっていたものが、いつしか「みなつき」になったのだと『奥義抄』にあります。また、徳川後期の『和訓栞(わくんのしおり)』という本では、この月には田ごとに水が一ぱいたたえられているので「水月」といったのが転訛(てんか)したのだといっています。

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