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東白川村の「廃仏毀釈」

 私たちが今、豊かな文化に恵まれ平和でしあわせな生活をしていられるのは、現在の生活を支えた大勢の祖先があったればこそであります。

 現在、一人の人には10代さかのぼると1,024人の祖先があります。20代さかのぼると実に104万8千余人の祖先があることになります。

 私たちには、これら祖先の血が流れているのです。この人たちの愛情と養育、そして山を拓(ひら)き、生活の基盤を造った並々ならぬ労苦の上に現在の生活があることを思うとき、敬仰感謝の念を禁じ得ません。歴史の大切さをしみじみと教えられます。

 歴史の中には産業、文化、教育、治政などいろいろな分野があります。これらが積み重なり相互関連、統合して大きな歴史の流れになっています。

 その中でも特に宗教は、昔は寺社奉行という役所があって、お寺や神社を中心に藩内の行政全般を司っているように、藩政の中でも重要な役目をもっていました。

 廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)は、このような状況のなかで行われたのですから、当時は大事件でありました。

 そこで私たちは、お寺の無い村東白川村の仏教についてまとめてみます。
 

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