暦クラスで行われる「お茶を作る会」の下準備に参加しました。普段は何となく飲んでいるお茶ですが、今回の活動を通して、生産の基本的な流れを知る機会になりました。実際に作業の一部を体験することで、お茶づくりにはさまざまな工程があることを理解することができました。
当日はいくつかの工程を簡単に体験しました。まずは朝に集合し、茶畑で茶葉の手摘みを行いました。朝の時間帯だったため、葉には軽く水分が残っており、柔らかい新芽を中心に摘み取るという作業を行いました。初めての経験でしたが、手作業で行う収穫の流れを知る良い機会になりました。
次に、より量を確保するための機械による刈り取りの作業も見学しました。手摘みと比べて効率が高く、実際の生産現場ではこのような機械が活用されていることを知りました。方法の違いによって工程のスピードや扱う量が変わることを理解できました。
刈り取った茶葉は、その後の加工のために揉む作業を行いました。摘んだばかりの茶葉は水分が多いため、揉むことで形が整っていく様子を確認しました。この工程はお茶の仕上がりにも影響するため、基本的な流れを知る上で参考になりました。
続いて火入れの工程も体験しました。火入れは茶葉の水分を調整するために行われるもので、時間や温度によって仕上がりが変わることを学びました。短い時間ではありましたが、加工の一部分に触れることで、茶葉が徐々に飲用に適した状態へ近づいていく様子を知ることができました。
最後に、作業を通して加工した茶葉を使い、実際にお茶を淹れて飲みました。自分たちで工程を踏んだ茶葉を使用することで、生産の流れと完成品の関係を確認できる良い体験になりました。
今回の下準備では、茶葉の収穫から簡単な加工までの一連の流れを体験することで、お茶ができるまでの基礎的なプロセスを知ることができました。専門的な知識や深い理解にはまだ及びませんが、普段は触れることのない生産の現場を知る機会となり、今後の「お茶を作る会」本番に向けて、事前の理解を得る良い時間となりました。今後は当日の会を通して、今回の体験がどのように生かされるのかを確認したいと思います。