炭火で草木染
村に人を呼び込むための自然体験プログラムとして、ガスの火ではなく、野外で焚火や炭を使って行う草木染の可能性を検討しました。
野外で火を焚いておこなう草木染は、薪になる木を集めたり、火の番をしたりと、屋内で行う草木染とは一味違った新鮮な体験ではないかと思います。
これまでに薪を使った草木染は何度かやったことがあったのですが、今回は、白川瀬音公園のバーベキュー施設を有効活用すべく、はじめて炭火を使った草木染にも挑戦してみました。
村内の親子2組が見学に来てくれたので、急きょモニターイベントとして実施しました。
炭火は火力が安定していて、染料を煮出している間に模様を出すための絞りの作業に集中できる良さがありました。いっぽうで薪は炭よりも頻繁に火加減を調整する必要があるものの、子どもたちにとっては、枯木を探して火にくべるという作業が楽しいようでした。
草木染という自然素材に触れる体験やクリエイティブな体験だけでなく、煮染めしている間に大人はお茶をのみながらおしゃべりをしたり、子どもは河原の石で遊んだりと、野外でのゆったりした時間を過ごすきっかけとしてもよいものだと思いました。
実際にやってみないとわからない改善点なども知ることができました。
みんなのおやまの整備
11月に行われる秋フェスタでは、はなのき会館に隣接する村有林「みんなのおやま」において、森で遊ぶイベントをお手伝いすることになりました。
それに先立ち、歩道沿いの枯木などのチェック・伐採作業を行いました。
2年前にチェーンソー講習は受けたものの、実際に伐木する機会はあまりなかったので、心強い役場の先輩方に助けていただきつつ、細めの木から枯木を処理していきました。
チェーンソーによる伐木作業は一見荒々しいイメージがありますが、安全かつ効率的に作業をするために細やかな心配りや正確性が要求される仕事で、奥が深いなぁと思います。
まだ切らなければいけない木が何本か残っているので、引き続き安全に、効率的に作業できるよう技術を磨きつつ作業できればと思います。
暦くらす 山の植物観察会
母樹林公園での植物観察会のお手伝いをしました。
安全にイベントが行えるよう下見をしたり、緊急時の動きをあらかじめ決めておいたり、マダニやマムシに噛まれないための事前説明などに留意しました。
今回のイベントでは、40〜80代まで幅広い年齢層の方にご参加いただきました。これまでは子どもや若い人向けの野外活動の経験しかなかったので、歩くときのペース配分や、体力にあわせて二手に分かれるなど、よい経験を積むことができました。
昼食時には村内の方や村出身の方とのおしゃべりも楽しかったですし、何より自然のなかでみなさんが楽しそうに活動されている姿を見るのが嬉しかったです。
岐阜県の地域おこし協力隊研修
関市にある、元協力隊の方が経営されている古民家カフェ兼コワーキングスペースにて、県内各地の地域おこし協力隊が集まる研修が行われました。今回のテーマは、地域おこし協力隊の出口のひとつとしての起業についてです。
在任中から既に起業されている隊員や、いろいろな思いをもって移住してきた各地の隊員との交流は、とてもよい刺激となりました。講師の方からは個々の参加者の事業計画にアドバイスをいただくこともでき、充実した1日となりました。
娯楽も自分たちで創り出す
郷土歌舞伎の日は、白川茶屋さんの販売のお手伝いをしました。五平餅担当と販売担当の2名体制でしたが、栗おこわや朴葉寿司などめまぐるしい売れ行きで、販売業務初心者の私としてはてんてこまいの状態でした。それでも隙間時間に茶屋のスタッフの方やお客さんとおしゃべりをしたり、とてもよい経験となりました。
完売後に郷土歌舞伎を少し見ることができましたが、みなさん声の張りや動きなど本格的で、この日に向けて熱心に稽古をつまれたんだなぁと感心しました。
都会では「娯楽は消費するもの」というイメージがありましたが、「村では娯楽や文化も自分たちで作り上げるのか! 」と、地域の力強さを感じました。
その他
また、10月に岐阜駅周辺で開催される岐阜クラフトフェアで行われる木工家さんが行うワークショップに、私も村の植物を使った草木染でコラボ参加する予定で、その準備などを行いました。