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1月の行事

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神祭り

 昔は、それぞれの家庭で、「家祈祷(やぎとう)」という、家の魔除けと1年の幸せのための特別の祈祷を致しました。家にかかわりのある水の神、火の神、竈(かまど)の神、屋敷神などを祭ったのです。
 その後、神官の都合や家庭で神事を行う煩(わずら)わしさを避ける意味などもあって、集落の人たちが共同で神祭りを行うようになりました。東白川村神土中谷(なかだに)、大口(おおぐち)、西洞(にしぼら)、上親田(かみおやだ)、下(しも)親田、中通(なかどおり)、神付(じんづき)、越原曲坂(おっぱらまがりさか)、栃山(とちやま)、黒淵(くろぶち)、大明神(だいみょうじん)集落などにこの方式が受け継がれており、毎年松の内に「神祭り」が行われます。また、東白川村五加地区では昭和36年から地区全体で行うようになり、1月3日に、神官を招いて盛大な神事が執行されます。神事の後は直会(なおらえ)が行われ、各家に神札が配布されます。
 各家庭で行っていた神祭りが集落または地区で行われるようになったのは、ある意味では新年の互礼会を兼ねているものともいえます。

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