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野田 恭子さんの部屋 | 2026年7月 活動報告書

本からだけでは学べない、実物に触れる体験

昨年度に引き続き、小学4年生の母樹林公園での授業のお手伝いをしました。
 
森林による洪水の緩和、水質の浄化といった内容に加えて、「高級毛布のような手触りの葉っぱ(ヤブムラサキ)」、「ピーナッツバターのような香りの葉っぱ(クサギ)」など、校外授業ならではの五感を使った体験をしてもらいました。
 
今年も「もう一周歩道をまわりたい! 」と言ってくれる子もいて、嬉しかったです。

写真:授業の様子

夏休みも元気に遊ぼう!

4月の学童保育・春休みのイベントでは「みんなのおやま」で遊んで、子どもからも支援員さんからも喜んでいただけたので、できれば今回も森の中で遊びたかったのですが、森の中は涼しいとはいえ、折悪く熱中症アラートが出てしまったので、屋内の遊びに切り替えました。

段ボールを使って家を作るなど普段はできないような大きな工作や、葉っぱと絵具を使ったアートづくり、小枝と毛糸の工作など、思い思いに自由に遊んでもらう時間としました。

段ボールの中に入り、穴からカメのようにひょっこり顔を出したり、半分に割った竹で流しそうめんセットを作るなど、子どもの自由な発想に、こちらも楽しい時間を過ごさせてもらいました。

屋内でも楽しいですが、たまには屋外でのびのび遊んだり、木陰の意外なほどの涼しさも体験してもらえたらとも思います。8月にもイベントの日があるので、気温が高くなければ木陰で遊べたらと思いますし、あわせて熱中症アラートに備えて屋内の活動も考えておこうと思います。

※クリックで写真を拡大いたします。

全校登山、小学3年生レベルに到達!?

観光案内のウェブサイトに村のハイキングルートを掲載するため、商工の担当者が写真撮影や取材に行くということで、私も同行させていただきました。村の自然体験に生かせる資源を知るための絶好の機会です。
 
これまでに無反山(むぞれやま)、寒陽気山(かんようきざん)、新巣山(しんすやま)の三山をまわり、全校登山(※)でいうとこれで私も小学3年生レベル達成です。なかなかきつい坂道などもあって、これを低学年も登るというのはすごいことだと思いました。全校登山は、村ならではのとてもよい伝統だと思います。
 
森林セラピーや自然体験ツアーなどにも使えそうな場所もあり、いろいろな可能性を考えてみたいと思います。
 
(※)全校登山
東白川小学校で行われている行事の一つで、東白川村の六つの山を毎年一山づつ全校児童が登ります。
(在学中の6年間で村内の六山に挑戦します。)

※クリックで写真を拡大いたします。

村の自然は、専門家からみても面白い!

WWF(世界自然保護基金)ジャパンとの連携事業では、「森林認証を受けて適切に管理されている森林が、水の流れや生物多様性にどのように影響を与えているか? 」ということを調べるための調査を行っています。
 
先月は水質調査に参加しましたが、今回は、岐阜大学チームの森林の下層植生(下草)の調査に同行させていただきました。
 
同じヒノキ林でも、ササが多いところやいろいろな広葉樹が育っているところなど、環境によって下層植生の状態はさまざまです。村の森林施業のやりかたが環境にとってよいものであるということが科学的に示されたら、すばらしいと思いました。

写真:下層植生(テイカカズラ)

また、WWFのプロジェクトの一環で、美濃加茂自然史研究会の植物の専門の先生にもいろいろお話を伺うことができ、大変勉強になりました。

加茂地域は、東と西・北と南の交差点にあたり、生物の分布の観点からとても興味深い場所だそうです。東白川村はハナノキ自生地の北限・オオサンショウウオの分布の東限にもなっているとのこと。

しかし、加茂地域の中でも東白川村はあまり調査が行われておらず、データの空白地帯となっているそうです。最近は、外来種のカミキリムシが増えており、将来的に林業や農業に影響がでることが懸念されていますが、こうしたことをいち早く知り対応するためにも、自然の基礎調査は重要とのことでした。

私もほそぼそと村の植物について調べながら勉強していますが、もっとがんばっていこうという気持ちになりました。

村のこと、話そまい会

画像:「村のこと、話そまい会」チラシ

官民協働事業の再編により、これまで「美しい村づくり委員会」が担ってきた住民交流の場に代わり、地域おこし協力隊の活動として「村のこと、話そまい会」を開催することになりました。
 
村に在住・在勤の方をはじめ、移住希望者など村に関心のある方なら誰でも参加できる会です。身近なおしゃべりを通じて、村出身の方と移住者が交流したり、村の魅力を再認識したり、「こうしたらもっと暮らしやすくなるかも? 」「村でこんなことをやってみたい」といったアイデアが自然に生まれることを期待しています。
 
初回となる今回は、自分を含めて19名の参加がありました。今回は主に自己紹介と、この会で今後どういうことをやっていきたいかについて話しました。
 
村の人と知り合いたい・おしゃべりしたい、という意見のほかに、昨年度まで行われていた「暦くらす」のような地域の文化や自然をテーマにした体験イベントが引き続きあると、住民の交流の場としてとてもよいという意見がありました。具体的な内容としては、神棚づくり・しめ縄づくり・しょうゆづくりなどが挙げられました。
 
神棚づくりについては、参加者のなかにイベントを企画したいという方と、神棚会社に勤めておられる方がいて、お互いに協力できないかという話が出るなど、なかなか面白い展開になってきました。
 
今回は神土サロンで行いましたが、秋にたき火を囲みながら語り合うなど、場所を変えてみるのもよいかなと思っています。
このほか、下記のような活動を行いました。
 
  • 8月に予定されている高校生の聞き書き発表会の準備(村からは話し手の田口節春さんが登壇)
  • 8月に行う葛から糸を作るワークショップの企画や開催準備
  • 保育園における自然体験の可能性についての研究
  • 自然体験実践者スキルアップ研修への参加
  • 地域おこし協力隊交流会への参加
  • ウェブマガジン「さとやまシューレ」の森林に関するインタビューのお手伝い
  • 放課後こども教室
  • シルバーリハビリ体操
 
自然体験実践者スキルアップ研修では、自然体験を取り入れている複数の保育園の保育士さんから話を伺うことができ、地域おこし協力隊交流会では県内各地の協力隊の話を聞いて、とてもよい刺激を受けました。
また、休日には茶畑の刈り落とし作業や、自分の研鑽(けんさん)のために森林文化アカデミーの子どもキャンプ実習のお手伝いなども行いました。
 
自然の中でのキャンプは、自分たちでなにかを作り出したり、人と協力したり、頼ったり・頼られたり、やさしさを感じたり…と、子どもにとっても大人にとっても、いろいろな学びのある体験となりました。

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